めっきあじ…ってちょっと馴染めないのですが…
鮮魚コーナーの刺し身パックのラベルには表示されているのを見かけたことがあります
毎年夏から秋にかけて、太平洋に面した海でお魚を追いかけているのですが、この夏和歌山の南の端っこ、本州最南端で釣りをしていました。
その時に旅行で来られていたご夫婦、カップルさん?どちらか分からないですが、『何が釣れるんですかぁ?』と、聞かれました。
観光地とか、連休なんかに釣りをしているとほぼ声を掛けてこられますけど、横でじっと見らたりすると結構プレッシャーになったりするのです。
子どもさんがいる前で、そこそこ大きい魚がかかったりするともうヒーローになれます ^^
さてその聞かれたことに対してこちらは『メッキです』と答えたのですが、するとダンナさん(彼氏さん?)のほうが、『あ~、めっきあじですか』って。
どうでも良いことなんですけどメッキさんに遊んでもらっている釣り好きとしては、「めっきあじ」さんではなく「めっき」さんですが、実はメッキさんですら正式名でもないのです。
ちなみにめっきさん、最近でこそ30cm超えとかが本州でも釣れたりしていますが、基本的には15~25cmくらいが標準(紀伊半島)かと思われます。
南方で生まれたメッキさんが、黒潮に乗ってやってくる切れた海藻なんかと一緒にたどりつき、成長しているのかもしれないです。
メッキさんに聞かないと分からないですけどね、南方生まれなのか紀伊半島生まれなのか…。
メッキさんはアジの仲間です
さて、そのメッキアジさんと答えられてしまって、いや違いますと言うのもどうかと思いつつ何だかモヤモヤしていたのも事実です。
和歌山周辺で釣れるメッキさんの正式名は…
ロウニンアジさん、ギンガメアジさん、カスミアジさん、オニヒラアジさんあたりでしょうか。
で、その見分け方をいつも見ている図鑑に分かりやすく書いてあります。
そういえばこういう本当にプラスになる本、最近少ないなぁ…。
もう何年もコレ使ってますけど、悩む魚ってそうそういないですからね。
例えばこの前釣ってきたメッキさんを調べてみたんですが…1番上、2番目、3番目はたぶんコレかなと推測できたんですが…問題は四番目でした。
1番上、二番目は尾鰭後縁が黒いのでギンガメアジさんほぼ確定です。
3番目は尾鰭上葉が黒いので…『ロウニンアジ』さん。
胸鰭が黄色くないので『カスミアジさん』ではなくて…尾鰭後縁も黒くないのでギンガメアジさんではなさそう…な気もしつつ、尾鰭上葉は黒くないので『ロウニンアジ』さんでは無い…んだろうと思うのですが…。
でも、上の画像のようにハッキリと尾鰭の上葉が黒くないと分かりやすいのですが、とっても微妙…。
で、釣り仲間さんに投げたら『オニヒラさん』?いや、『ミナミギンガメアジさん』…って、知らないし持っている図鑑に載ってないし ^^
で、結局は良く分からない・・・でいいかって。
中坊 徹次 週刊釣りサンデー 1998-12-01
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この本、使えるんですよねぇ…。
こんな本、また出ないかなと本当に思ってます。
メッキさんですが、時々持って帰って晩ごはんのおかずで食べてます
メッキさんですが、群れで回遊しているのか釣れる時は一気に数が増えますが、群れが去ると全く気配なく釣り場が静かになっています。
メッキさん、お持ちかえりでいろいろ料理を試してみました。
人間で言えばアスリート体質と言うのでしょうか、身が締まってぶよぶよ感、脂肪感、油が乗ってという感じが少ないかなと。
塩焼き、刺身も試したのですが今ひとつだったので、5枚におろしてフライはそこそこ美味かったです。
煮つけはたぶんダメかなと思ったので、チャレンジしていません。
最近は小麦粉をまぶして唐揚げ…とか、カレー粉をまぶしてカレー風味の唐揚げ…。
他には干物にしてみたり、みりん干しとか…いろいろ試してますが、案外干物系が美味しいと好評です(うちの家でね)。
真夏から秋にかけて、群れが回ってくると数を確保するための条件のハードルが比較的下がるので、ありがたいお魚さんなのです。
でもね…さっきまでいっぱいいたのに急にいなくなったり、昨日は夕方に合えたのに今日は会えないとか…とってもツンデレな面も持っているのかもしれません。
ちなみに釣りはルアーで狙うんですけど、25cmという同じサイズであれば「スズキさん」「メバルさん」「普通のアジさん」などよりも、泳ぐスピードとパワーが大きくてとっても楽しいですが、夏が終わり秋も深まるとだんだん数が減ってくるので、とっても寂しい気持ちにもなるのです。
でもね・・・秋も深まり冬の気配が感じられるとメバルに気が向くので大丈夫なのです。