日本海モトトレールって知ってます?
日本海モトトレールって知ってる方、いますかね?
海よりも速く!、空よりも安く! というコピーでJR西日本が北海道ツーリングを目差すライダーに企画した、寝台特急+バイク運送というもので、大阪乗車後翌日には北海道というもの。
当時関西からフェリーで北の大地を目差すには、日本海側、または名古屋発のフェリーで目指すか自走しかなかったんですけど、これのおかげで往復で2日の日程短縮が可能になり、有給休暇、夏季休暇の取りにくい社会人ライダーにとっても人気が出た企画でした。
ライダーにとって夏と言えば北海道、鈴鹿8時間耐久・・・
バイクを降りてかれこれ20年、車に乗ってからバイクって乗り方によっては危ないなと思うようになりました。
これからバイクに復帰できるか分かりませんけど、とりあえず車のミラーの死角に入らないポジションで運転しないとダメだなと。
ホンダとヤマハが提携とか、ライダー時代にはありえないニュースとかもありますけど、もっと深刻なニュースが・・・
www.yomiuri.co.jp
自分が乗っていた時代、87年からの10年近い時で150万台の販売台数が、今では50万台を割っている状況のようで・・・。しかも原付バイクだけでなく、バイクの販売台数よりも電動アシスト自転車のほうが販売台数が多いとか・・・。
そういえば買い物かごに食材一杯のスーパーの袋を入れ、両足をだらりと道路にするように乗っていたおばちゃんライダー、減ってますよね・・・。
夕方、薄暗くなってヘッドライト点灯してるけど、その大根とかで半分見えないですっていうやつです。
それはともかく、自分がバイクに乗っていた頃には今では主流になっている『倒立フロントフォーク』とか、『片持ちスイングアーム』とか・・・。
バイクレースでも日本人ライダーが優勝したり、シリーズチャンピオンとったり・・・ホンダ、ヤマハ、スズキのメーカー争い(GPシリーズね)で盛り上がったりとか・・・。
ガードナー、シュワンツ、レイニー、ローソン・・・スペンサーもそうだよねぇ、Kロバーツとか平さんと8耐で組んだりね・・・、懐かしいです。
そんなバイクの現状ですけど、何だかさびしいものです・・・。
ライダー現役時代の夏休み、8月と言えば・・・『北海道に行きたい』でした
いろんな趣味にも季節感があって、バイクで夏と言えば・・・
レース好きなら8耐なんでしょうけど、旅行も好きだったのでツーリング派だったんですが、乗っているのはレーサーレプリカ・・・でした。
長距離ツーリングに行くと、あのカウルがあると風よけ効果抜群でとってもラクなんです。
ハナシがそれました、ここから本題です。
少し前にお仕事関係の人とご飯を食べに行った時、バイクに乗っていたというハナシで盛り上がったのですが、世代的にはやはり夏と言えば北海道ってことで、北海道に行った、行きたかったなどそれぞれで。
北海道に行ったのが自分一人だったのですが、やはりフェリーですか? みたいなハナシになりました。自走で行くにはちょいと遠い北海道ですから。
一回しか行けなかったのですが、実は寝台特急で行ったんです。
ええ、バイクも積み込んで・・・それが日本海モトトレールという企画でした。
企画的には人は寝台車でぐっすり寝ながら、起きたら北海道は函館(お昼前だけど)。
バイクは大阪から専用貨物車両に積み込んで、北海道についたらすぐツーリング開始・・・です。
確か1列車バイク台数20台、定員30人くらいかなと思って調べてみようと思ったら、ツーリングアルバムにモトトレールチラシが残ってました!!
表面・・・バイクと旅する北海道・・・ええなぁ、また行きたくなりますよ。
そういえば乗車記念にTシャツもらった記憶もあるなぁ・・・^^
今見たら、大人一人にバイク1台を大阪から函館まで乗って28,700円。
大阪ー函館って今どのくらいでしょう?
飛行機の定価で46,930円、鉄道で32,080円・・・たぶん、安いよね・・・寝台料金込みですし。
確か夕方17時くらいに大阪駅を出発、仕事帰りのサラリーマンの視線を感じつつ、ライディングブーツにヘルメットを持った格好で、大阪駅ホームを歩いた記憶があります。
と、そんな話題をしていたのですが、バイクを寝台特急に積み込むというところで、何故かツボにはまり、当日一番盛り上がったかもしれないです。
そうか、それって珍しいのかと思いちょっとブログに書いてみようかなと思った次第です。
バイクをホームに上げた後、列車への積み込みは係のおじさんとの共同作業
行きは平日の夕方出発(確か7月末)。
大阪駅の北側、荷物をホームに上げるエレベーターのところで切符を見せ、バイクをホームに上げて列車到着を待ちます。
列車の入線後、係のおっちゃんと一緒にバイク運搬専用の荷物車にバイクを積み込んで固定してもらいます。
フェリーで良くあるロープで固定なんですけど、揺れがフェリーより激しいので少し心配にはなりますが、しっかりと固定されてます(当たり前か・・・)
で、その後一旦改札を出てお弁当、お酒その他諸々を購入しライダー専用車両(寝台です)に乗車後、出発いたします。
2段式のB寝台ですけど、フェリーの2等のカーペットよりは全然マシです。
ほぼ一晩中宴会っぽいことをしつつ、明け方には車内全員起きてました。
その車両は全員ライダーさんでしたからねぇ。
青森駅で方向転換で機関車の付けかえの待ち時間に・・・
モトトレールの表示のバイク専用荷物車。
調べるとマニ50とかいうらしいです。
日本海モトトレール開始3年目に利用、翌年からはチケットが取れなくなる・・・
私が乗車したのはそのチケット発売したたぶん3年目の89年の夏。
チケットは運転期間すべての日程、一斉発売だったのですが、まだ浸透していなかったのか3週間前でも希望の日程で予約ができました。
でも・・・3年目は取れなかったんです。
費用はかかりますけど、翌日の朝には北海道という移動時間の少なさは魅力で人気が出たのもありますね。
ただちょっと納得がいかなかったのが、JR西日本の企画なのに関西の某バイクショップで日本海モトトレールを往復利用した、ツーリングツアーを募集してたのです。
そのチケットを確保して、自店のツアーで利用する・・・何だかなぁです。
ホンマ、納得いかなかったので、それ以後行かなくなりましたわ。
嘘かホントか知りませんけど、名前を変えたら超人気に!!
ホントのハナシかどうか知りませんが・・・
当初の列車の企画名は『日本海モト・トレイン』だったそうです。
ん?
- もと・とれいん
- 元、とれいん
- 元、とれん・・・って
おい(笑)。
それが2年目に『日本海モトトレール』に変わったらしいのですが・・・
- もと、とれーる
- 元、とれーる
- 元、とれる・・・!!
で、超人気の企画になったとか、そうでないとか。
ちなみに上野発着の同じタイプの列車は・・・
MOTOトレインですよね・・・(函館駅、上野行き八甲田)
こっちは・・・大阪発の・・・
モトトレールです(青森駅だったかな)
車両の画像とかサイドから撮影したもの、走行写真はあったのですが、積み込んだバイクを固定した横で・・・(積み込み速くして発車までに終わらせる必要がありますし、ホントはすぐに降りないとダメなんでしょうけどね)記念撮影とか ^^
完全にバイク固定用のレールが装備、しかもホイールベースが車種によってバラバラなのにも対応できるよう移動式!!
ちなみにバイクのスタンドで立てずに、ベルトで固定しています。
フェリーはスタンドを立て、ギアをニュートラル以外にしてましたっけ?
バイク用に加工した荷物車両の車内画像です。
しかし、若いなぁ自分・・・^^
もう30年近くも前かぁ・・・。
帰りの日本海号、琵琶湖が見えなくなるあたりからテンションだだ下がり
当然ですけど行きもあれば帰りもあります。
旅にも始まりがあれば終わりもあります。
終わりのない旅は放浪です・・・(むっちゃしたいけど)が、当時はそのまま会社に退職願を郵送したとか、ファックスしたとか・・・そんな事も聞いたような。
自分にはできませんでしたけど・・・。
その旅の終わりにテンションが上がった唯一の時・・・それは
帰りの日本海で一緒だったライダーさんと、大阪駅のホームで記念撮影。
ホントは列車からバイクを下したら速やかにエレベーターまで移動・・・だった記憶がありますけど、とってもライダーさんに優しいJR西日本さんでしたね。
ちなみに分かる人は分かると思うんですけど、後ろのビルは昔の阪急です。
ということはホームの一番東、新大阪寄りの端っこです。
エレベーターは神戸寄りの端っこですから、そこまではバイクを押して移動です。
で、日本海号が到着するホームですけど14番線の表示・・・。
時間的にもすでに業務時間ですから、スーツ姿の人がたくさん・・・そんな中をえっちらおっちらとバイクを押すライダー。
ちょっと違和感ありありですよね ^^
ちなみに東京からはカートレインなるものもあったようで、寝台車にコンテナ車両を改造して車を積載できるようにしたもので、北海道を目差す企画もあったようです。
相互読者増やせたら良いな・・・宜しければ読者登録お願いします