①20210311 ②20211009
釣りたてのお魚は美味しい・・・と言われますが、熟成させるともっと旨くなるらしいので、話題の『津本式 究極の血抜き』っぽいことを100均グッズで揃えてチャレンジしてみました
さてさてたま~に釣ったてきたお魚、うちではあまりお刺身にして食べていませんでした。捌くのが面倒だとか、煮たり焼いたり、揚げたりするほうが手っ取り早いし、言うても素人がお刺身作るって、当然生ですし・・・。
自信が無いのもありますけど、お腹が痛くなってもアレですし、そもそも自分でやって美しく盛り付けし、かつ美味しく食べれるのかというところもあったりして・・・。
でもさすがにここ数年、夏から秋は毎週のように海へ行ってるので、揚げ物、焼き物、煮物に飽きがきてしまい、お刺身を食べる事も増えてきました。
まあサクサクッと処理できると、何でもないんでしょうけ不器用なもので、さばくのに時間がかかるんですよ・・・。
そんな感じでしたけど、某動画サイトで話題になっていて、再生回数もかなりの回数で人気、注目を集めているお魚の処理方法、『血抜き』とやらをやってみました。
魚の質が落ちるのは、魚の体内の血とか、暴れた時に出来る物質らしい(詳しい事は自分で調べてね)
なるほど、血抜きをすることによって魚が傷まないようにすることで、熟成させることが出来る・・・という事なのかな?
何にも処理せずに単に熟成させるのは、傷むと熟成ギリギリのところで進んで行くということになり、当然食べれない状況もありえるワケで、それを血抜き処理なるものを行うことで、熟成に向かって進行していきやすい・・・のか?
サッパリ分からんけど、動画とかSNSを見よう見まねでやってみようと、
本来であれば専用器具設置して水回りを改造して・・・なんですけど、マンションなのでなかなか無理なので出来ないと思っていたんですが、検索すると100円均一の商品で本格的とは言えませんが可能っぽい感じ、いつもライトゲームで釣れてお持ち帰りするサイズには十分そうだったので、早速近所のダイソーへ向かいます・・・。
園芸コーナーにて『加圧式霧吹き』、化粧品コーナーで『スポイド』とキッチン用品のドレッシング容器みたいなのと、UVレジンチューブ購入です。
オッサンが化粧品コーナー、ハンドメイドコーナー前をウロウロすると、かなり怪しいですけどね。
たぶん作り方とかは『血抜き』『100均』で検索するといろいろ出てきますので、そちらを探して下さいね。
まあ見なくても出来ると思いますけど (^^ゞ
カッターで加圧式霧吹きの先端、スポイドも上記画像のあたりでカットしました。
あとは霧吹きの先端金具の部分にスポイドの針を入れ、霧吹きに装着します。
早速テストで水を入れたペットボトルを装着、加圧して噴射すると金具の先端から勢いよく水が吹き出して水が飛び散ってしまいました(これはダメなパターン)。
テストは風呂か外でやったほうが良いです(キッチンが水浸しで怒られます)。
水漏れするんじゃと予想し買っておいたレジン硬化剤を流し込み、ベランダで日光浴させること30分、完全に硬化して再度のテストでは水漏れは解消しました。
緑の部分へレジンを流し込みます(適当にやっても出来るので、何とかなるもんですな)。
後は500mlペットボトルに水を入れて霧吹き装着、加圧して噴射するだけでOKです。
ちょっと失敗したのは、付属のホースを捨ててしまったんですよ。
あれ、要るんですよね。ホースが無いと霧吹きが下、ペットボトルが上というバランスの悪い持ち方になります。
で、ハピソンから簡易的なポンプが出てるようですね・・・
うちは水回りがそもそも大改造になるので、やはり100均です。
普段デカイ魚釣らないので、もう十分なんですよね(デカイの釣りたい、たまには)。
そんなところで早速釣ったメッキさんで実践です。
サイズは27cmくらいでした。
現地でエラを切ってバケツでフリフリ(何となく真似した感じ)させて、クーラーで冷してお持ち帰りです。
尾鰭の付け根をカットして、ドレッシング入れ容器に水を入れ、エラに突っ込んでブチューとしますが、上手くいったのかどうなのか分からず・・・。
ここは水圧があった方が良いのか、それとも水が抜けてしまってたのか・・・。
その後・・・尾鰭の付け根のカットした部分、
①背骨の上の神経が通っているらしい穴に霧吹き先端を突っ込んでブチュー・・・
②背骨の下のところ(動脈でしたっけ?)をブチューと霧吹きで・・・
神経は一気に飛び出てました・・・、何か気持ちええ(見た目じゃないですよ)。
ワイヤーみたいなのを抜き差しして取ってたんですけど、一気に抜けるとは驚きですな。
寄生虫ではありませんので念のため・・・
そんな処理やって後、エラとお腹を取って水で流したら・・・、それなりに血合いとかも完全とは言いませんけど取れてる気がしません?
釣った日に捌いてすぐのお腹ですけど、確かに今まで通り捌いたよりも血合い少ない気はします。
その後頭を下にして少し放置(水を出す処理らしいです)。
処理後、ペーパータオルをお腹に入れ、魚を包んでビニール袋につめて冷蔵庫へ。
動画では真空状態にして、水に浮かべて冷やすらしいですけどさすがにそこまでは出来ないので、普通にお皿に入れて寝かしておきました。
木曜の夜に準備して、土曜にするか日曜、いや月曜まで待つか考えましたけど、鮮度的に自信ないし、とりあえず土曜の夕方にさばくことに・・・。
何となく薄く赤みが出てる気がしますが、それが良いのかどうなのか・・・分かりませんが、3枚におろしてお刺身にしてみました。
動画いろいろ見てましたけど、まな板側のゼイゴを取った方が危なくないとか、小型の魚だと洋出刃が処理しやすいとか、背骨と身の離し方とか・・・いろいろなるほどなって思いながらやったら、何か普段より上手くいった気がします。
皮の取り方も・・・あらら、こんなに楽だったのかって。ゼイゴも取らなくても皮剥いだら取れるとか・・・。
ということで調子に乗って包丁買ってしまいました。
元々三徳包丁が古かったのもあるので、ついでに洋出刃も・・・。
小出刃のほうは研いだらもうちょい使えそうなのですが、マゴチの背骨でだいぶ傷んでしまってるので・・・。
さて、実食と過去のお刺身処理との見た目比較
見栄えが宜しくないのはおいといて、こんな感じで・・・。
今まではお腹の部分の身がちぎれてたんですけど、上手くいったような気がします。
身がピンク色になってる気がします
比較してどうなんやろと思いつつ、以前のお刺身画像ですが・・・
何となく身が白っぽく見えます(水で血抜きしたほうが)。
味のほうはモチモチ感は強くなっていて、お魚独特の臭いは全然少なかった気がして美味しかったと思いますが、それが血抜きの効果なのかはまだ良く分からないところではります。
神経を抜くときに水圧をかけると、魚がプクーッと膨らむのは体感できました。
他には水圧かけた後に、頭を下にして立てておくのも忘れずにとも動画では話してますね。
さて、結論と何度か処理やってみたところですが…
とは言え遊びでやってる釣りで釣れた魚、持ち帰る状態も安定していませんし、そもそもさばくのに手間取ったりしたりですから、どうなんでしょうねこの作業をやったからと言って美味しくなってる気はするのですが…、と言ったところまでですかね。
先日、初夏の楽しい釣りであるシオ(ショゴ)釣りに行って、釣れたシオを3週連続でお刺身にしていただきました。
一回目はサイズが小さいので血抜き処理せず、帰ってすぐ下処理のみ。
二回目、三回目は血抜き処理をやってみました…
(エラからドレッシングボトルでブチューッと注入だけです)
が、美味しさは一回目のほうが良かった気がしますが、これは魚の状態なのか、持ち帰る時の結果なのか、釣り場での締め方とか血を抜く作業が良くなかったのか…
持ち帰りは釣ってから締めて、エラをカットしたのと、エラの横の幕から背骨の下をカット後、海水にコンビニのブロックアイスを袋のままぶっ込んで冷し、その中に入れて帰ってきてます。
もう良く分かりませんから、帰って疲れて無かったら血抜きして、しんどかったらもう特に何もせず料理…、最近そんな感じになってしまってます。
今度醤油買おうと思いつつ、いつも通りすぎる湯浅・・・
相互読者増やせたら良いな・・・