2017.07.28
2024.06.05 更新
バイクと旅する北海道・・・ブルートレインにバイクを積んで北の大地へ向かう日本海モトトレールって知ってます?

日本海モトトレールって知ってます?
海よりも速く!、空よりも安く! というコピーでJR西日本が北海道ツーリングを目差すライダーに企画した、寝台特急+バイク運送というもので、大阪駅からバイクと一緒に乗車し翌日には北海道函館にお昼前に到着という、フェリーより早く、飛行機よりも安く・・・という位置づけ。
自走で北を目差す猛者も結構いたように思いますが、新潟、青森などまで走りそこから結局フェリーということになるので、乗れるなら舞鶴か敦賀からのフェリーになりますが、予約が取れなかったんですよね。
当時は夏は北海道ツーリング、バイク雑誌も7、8月号は北海道特集が組まれ大盛り上がりなところに、飛行機でバイクを運んでしまうパッケージまでありました。
高いし、乗せる前にバイクを持って行き、引き取りもまた空港まで出向くので案外不便だなと思ったように記憶しています。
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ライダー現役時代の夏休み、8月と言えば鈴鹿8時間耐久ロードレースに・・・北海道に行くぞ!でした
ライダーにとって夏と言えば8耐。
何と言っても鈴鹿の夏のイベント、あれが夏の中心イベント(行ったことなくて、当時NHKでの完全中継はかなり嬉しかったです)。
少し前にお仕事関係の人との食事した時も、バイクに乗っていたというハナシで盛り上がったのですが、世代的にはやはり夏と言えば北海道、8耐ってことになりました。
旅行も好きだったので自称ツーリング派ですが、乗っているのはレーサーレプリカ・・・でしたという話とか、長距離ツーリングに行くと、あのカウルがあると風よけ効果抜群でとってもラクなんですという経験談とか…いろいろと。
北海道に行ったのは私だけだったのですが、フェリーで渡ったの? と聞かれたので『寝台特急で荷物車にバイクを積んで行ったんですよ』と答えたのですが、さすがに伝わりませでした。
そこから細かく説明することになったのが、JR西日本による日本海モトトレールという企画でした。
人は寝台車でぐっすり寝ながら、起きたら北海道は函館(お昼前だけど)。
バイクは大阪から専用貨物車両に積み込んで、北海道についたらすぐツーリング開始・・・そんな感じでした。
確か1列車バイク台数20台、定員30人くらいかなと思って調べてみようと思ったら、アルバムにモトトレールチラシが残ってました!!
バイクと旅する北海道・・・シンプルで分かりやすいコピーです

そういえば乗車記念にTシャツもらったような気がします。

大阪から函館まで大人一人とバイク1台で28,700円。
夕方17時くらいに大阪駅を出発だったので、仕事帰りのサラリーマンの視線を感じつつ、ライディングブーツを履き、タンクバッグとヘルメットを抱え大阪駅のホームを歩いた記憶があります。
東を向いて最後尾にバイクを積む荷物車、割り当てられる寝台車が先頭だったので、ホームの端から端までを歩く貴重な体験でした。
そんな話なんですが、それって珍しいのかと思い書いてみようかなと思った次第です。
バイクをホームに上げた後、列車への積み込みは係のおじさんとの共同作業
行きは平日の夕方出発(確か7月末)。
大阪駅の北側の一階に行き受付を済ませると、ホームに荷物などを上げるエレベーターにバイクを載せてホームへ上がり、日本海号の入線を待ちます。
列車が入線してきたら係のおっちゃんに押され、バイク運搬専用の荷物車に積み込んで固定してもらいます。

揺れがフェリーより激しいので心配でしたがしっかりと固定されてます(当たり前か・・・)
その後、一旦改札を出てお弁当やお酒その他諸々を購入、ライダー専用車両(寝台です)に乗車して発車までのんびりします。
2段式のB寝台ですけど、フェリーの2等のカーペット雑魚寝よりは全然マシです。
発車前の時点ではどんな方が一緒なのか、寝るだけになるのかなと思ったりもしましたが、乗車時点で既に幹事的な方に声をかけていただき、ほぼ一晩中宴会っぽいことをして新潟県に入った頃まで起きていたにもかかわらず、秋田ではみんな目覚めてました。
そんな盛り上がりするライダーですから、車両は全員ライダーさんにしておかないとダメなのは当然ですね。
青森駅から方向転換で機関車の付けかえの待ち時間に、そばを食べたりバイクを見に行ったり・・・

モトトレール表示のバイク専用荷物車、マニ50とかいうらしいです
日本海モトトレール開始3年目に利用、翌年からはチケットが取れなくなる・・・
私が乗車したのはそのチケット発売したたぶん3年目の89年の夏。
チケットは運転期間すべての日程、一斉発売だったのですが、まだ浸透していなかったのか3週間前でも希望の日程で予約ができました。
でも・・・3年目は取れなかったんです。
費用はかかりますけど、翌日の朝には北海道という移動時間の少なさは魅力で人気が出たのもありますね。
ただちょっと納得がいかなかったのが、JR西日本の企画なのに関西の某バイクショップで日本海モトトレールを往復利用した、ツーリングツアーを募集してたのです。
そのチケットを確保して、自店のツアーで利用する・・・何だかなぁです。
ホンマ、納得いかなかったので、それ以後行かなくなりましたわ。
嘘かホントか知りませんけど、名前を変えたら超人気になったらしい
ホントのハナシかどうか知りませんが・・・当初の列車の企画名は『日本海モト・トレイン』だったそうです。
ん?
- もと・とれいん
- 元、とれいん
- 元、とれん・・・って
おい(笑)。
それが2年目に『日本海モトトレール』に変わったらしいのですが・・・
- もと、とれーる
- 元、とれーる
- 元、とれる・・・!!
で、超人気の企画になったとか、そうでないとか。
当初の大阪発モトトレインは結構予約を取るのは簡単だったようですし、私が乗車した年も発売して数日後で予約が取れたのですが、その後からはもうプラチナチケット化してしまったようです。
上野発着の同じタイプの列車は・・・
MOTOトレインですね
こっちが大阪発のモトトレール

貨物車に積んだバイクも珍しいし記念撮影させてもらいました

バイク固定用のレールが装備、車種によってバラバラなホイールベースにも対応できる遊動式。レプリカもアメリカンも、オフ車も積載可能でした。
ちなみにバイクのスタンドで立てずに、ベルトで固定しています。
レプリカだったのでセンタースタンドは無いし、どうやって固定するのか気になってたんですが、なるほどそういう装備になってたのかと納得でした。
約一週間、函館から東のほうまで走り、また函館から日本海号でバイクと一緒に大阪へ帰ります
行きと違って帰りはね…このまま帰らずにとか思ったりしましたが、さすがにその勇気も無く、知り合った方と函館でお昼ごを食べたり、市場を回ったりして時間を過ごします。
そして積み込みの時間、函館は結構な角度のスロープでマニ50に載せないとダメで一瞬ビビりましたけど、無事に完了。
あれ、ミスってひっくり返った人いてそうなんですがどうでしょ?
旅にも始まりがあれば終わりもあります。
終わりのない旅は放浪です(したいけど)が、当時はそのまま会社に退職願を郵送したとか、ファックスしたとか・・・そんな話も聞いたような。
自分にはできませんでしたけど・・・。
翌日の朝、琵琶湖が見えなくなるあたりから現実にどんどん戻されて、テンションが一気に下がりましたが、最後の最後、その旅の終わりにテンションが上がった唯一の時・・・それがこちらです。

帰りの日本海で一緒だったライダーさんと、大阪駅のホームで記念撮影。
バイクを降ろしたら速やかにエレベーターまで移動・・・だった記憶がありますけど、とってもライダーさんに優しいJR西日本さんでした。
隣の東海道線や環状線のホームから感じる『何やあいつら?』的な視線が痛かったですが、ホームにバイクを並べての記念写真もなかなか貴重な体験でした。今から思うと、列車が入線してきたらもっと面白い写真になってたかもしれないですが。
分かる人は分かると思うんですけど、後ろのビルは昔の阪急なのでホームの一番東側で新大阪寄りの端っこで撮影後、荷物エレベーターで下りるため神戸寄りの端っこまでバイクを押して移動です。
日本海号が到着したホームは14番線の表示・・・。
時間的にはすでに平日のお仕事する時間なので、スーツ姿の人がたくさん・・・そんな中をえっちらおっちらとバイクを押すライダー、ちょっと違和感ありありです。
この頃は色々と出来たし、新しいものもあった反面不便なことも多かったんですが、楽しい事が出来たタイミングだったなと思います。
そんなタイミングに一往復だけですが、貴重な体験出来たのは良かったんだろうなと思いますね。
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